ども!
守形レイジです。
今回も応用スポーツ心理学のお話。
「No Excuseの生き方」
では早速いってみましょう。
まずは前回のおさらいから
フローとは、気分のいい感じ、機嫌のいい感じで、「揺らがず・とらわれず」な心の状態のこと。
ノンフローとは気分の悪い感じ、不機嫌な感じで、揺らいでとらわれている心の状態のことをいいます。
自分の心に影響を与える3つの大きな影響因子
①天気や職場環境などの「環境」
②事故にあったなどの「出来事・経験」
③上司や部下など自分以外の「他人」
この3つの外側に起こる出来事、事柄、外界の状況に対して自分の心の状態が影響を受けるというのが人間です。
自分の心の状態がノンフローになっている理由を、環境や経験や他人のせいにすることを「Excuse(エクスキューズ)」と言います。
天気が悪いから、部下が思い通りにならないから、暑いから、人身事故に巻き込まれて遅刻したからなど、自分がノンフローになっている理由をそれらのせいにするというのが例として挙げられますね。
人間が言い訳したくなくてもしてしまう3つの理由
①嘘をつきたくないから
実際に環境・経験・他人から影響を受けているので、嘘ではないので、ついついやってしまいます。
②そのほうが楽だから
脳科学者の茂木健一郎さんも言っているように、人間は楽をしたいという本能が脳の中に仕組まれているんですね。
他人のせいにすると楽じゃないですか。
③自分を守れるから
僕らには自分がかわいい、自分を守りたいという本能があります。
自己正当化したいんですね。
嘘はつきたくない、楽をしたい、自分を守りたいという自己正当化です。
何をいいたいかというと、「我々は言い訳をしてしまう」ということを理解することが重要なのです。
「なんかいいことないかなあ」が口癖になるとまずい
言い訳するということは、外側の出来事に支配されているということです。
言い訳をするということは「自分の心は自分で決めていない」と言っているようなものです。
外側の出来事が自分の全てを決めるので「なんかいいことないかなあと」外側に刺激を求めるのです。
こうなるといつもノンフローになっている状態ですね。
だっていいことを探している間はいいことがある状態では無いわけですから。
いいことというのは、まず心エントリーな生き方をして、自分のパフォーマンスを上げて起こしていくしかないです。
いいことは起こるんじゃなくて、起こしていくしかないんですね。
まわりはコントロール出来ないんです、急にアイツがいいやつになったり、天気が快晴になったり、涼しくなったりしないんです。
コントロール出来ないもののせいにすると、どんどんまわりに支配され、自分のストレスが増えていきます。
言い訳をしている限り、フローにはなれません。
全ての行動は自分が決めている
「No Excuse」とは言い訳しないではなく、「自分の心は自分で決める」ということです。
決して自責はありません。
暑いのは俺のせいだとか、電車が止まったのは俺のせいとか、地震が起こったのは俺のせいだとか・・・
かなり無理がありますよね。
このような状況下でも、自分の機嫌をとりながら、最大限のパフォーマンスを出すことがNo Excuseなのです。
「努力が足りなかった」などと、完全に自分のせいである場合もあるかもしれません、でも、そういう考えでフローになれるんでしょうか。
努力がたりないかもしれません。
でも、その状況は今はしょうがないし、どうしようもないのですから、今に集中してパフォーマンスを発揮するべきです。
理由で物事を決めるとノンフローになる
仕事を選んだ理由に、給料がいいとか、福利厚生がいいとかの理由で決めると、それが失われた時には文句を言うようになります。
つまり、ノンフローになるわけですね。
理由は全て脳が創りだした妄想
「面白そう」、「儲かりそう」などという理由は、全て脳が作り出した妄想に過ぎません。
別に悪い意味ではなく、脳科学的にはいい妄想のことを理由といいます。
全部自分で決めてやっていることを忘れるな!!
上司からの残業命令や、取引先からの納期短縮などの面倒だったり、難しい仕事は「やらされているなあ」とか「イヤだなあ」と思いがちですが、それをやると決めたのは自分です。
往々にして僕らは、嫌な仕事を引き受けたのは自分自身。ということを忘れています。
自分で決めたと考えるだけで、フローになれるはずです。
人のせいというのはどうにも出来ないけど、自分で決めたと思えば、フローになれるでしょう。
まずはトレーニングから!
自分で決めたと気がつく練習をしましょう。
まずは毎朝の習慣にするのはいかがでしょう?
朝起きた時に「自分の心は自分が決める」
そう宣言するだけです。
毎朝と言わず、一時間毎でもいいでしょう。
自分の心は自分で決める。
このように、自分の心を自分で決める、つまり「No Excuse」するようになると、「揺らがず・とらわれず」なフローな生き方ができるようになります。
編集後記
自分の心は自分で決める。
そう思うだけで、なんだか楽になれる気がしますね。
自分の人生の主導権は、全部自分にあるということを思い出させてくれる言葉です。
人生という物語の主人公は自分自身であるということを忘れてはいけないですよね。
ではまた次回!