ども!
守形レイジです。
CCCDって知ってますか?
コピーコントロールCDというものです。
先日、とある高校生のブロガーさんにCCCDの話をしたら
『聞いたことないですね。わからないのでお父さんに聞いてみます(^^)』と言われ、凹みました。
俺もジジイになったもんだぜ!
先日、何年ぶりか、下手すりゃ10年ぶりくらいにCCCDに出くわしました。
CCCDとは
これを読んでくれ
と言っても、どうせだれも読まないのでスゲー分かりやすかった知恵袋の回答から引用する。
CCCDとは
(1)音楽CD、データCD、ビデオCDの区別をするための情報が書き込まれていないのでパソコンは何のCDだか判別できない。
(2)音データにわざと誤情報をいれて(キズがついたような状態にして)エラー訂正機能が弱いパソコンでは再生できなかったり音飛びしてしまう。
という2重の方法でパソコンによる再生を阻止する手法(パソコンでのコピーを阻止する手法)です。
この説明が一番簡単で分かりやすい。
音楽業界に存在した闇であり、圧倒的汚点。
それがCCCDだ。
はっきり言って欠陥商品!つーか、ゴミ!
まず、音情報に誤情報を混ぜこぜにしてるので、エラーを訂正しながらの再生になる。
故に音質はクソクソアンドクソ。
がちゃがちゃしたパンクロックみたいなのや、J-POPみたいなのは1億万歩くらい譲って分かる。
でも、音が命のクラシックとかでこれやられるとホント萎えるよ。
仕様上のヤバイ点は以下に先に示したウィキペディアから引用した。
仕様における問題点
・前述の通り、CD-DA規格から逸脱しているので、CDプレイヤーを発売するメーカー側はCCCDの再生は保証外としており、事実上「公正な再生が不可能」なCDのような形のディスクとなってしまっている[3]。
これ。
明らかにCDではなく、CDの形をしたディスクであるんだよね。
・エラー訂正のための再読出しにより、同一セクタへの連続シークなどが発生するので、制御機構へ過剰な負担がかかる。そのため、再生機器の製品寿命低下や動作不良を引き起こす可能性があり、実際に再生機器の故障事例もある[要出典]。
動作保証外の動作をしているため、CDコンポがぶっ壊れる可能性がある。
CCCDが原因で家のコンポ壊れたのと、その音質の悪さもあるが、音響の優れたレコードを丁寧に作り上げた我々と担当Dは、会社の決定に対し、マスタリング、プレス、一般用再生機器での試聴を逐一行い比較検証した。そこで分かったのは、プレスの機械によって音質が大きく異なることだった(続く)
— 岸田繁 (@Kishida_Qrl) 2016年6月19日
実際に、くるりの岸田繁さんはコンポが壊れたとのこと。
僕自身はそういう経験はないけど、こんな欠陥商品を販売したのはほんと許せないよね。
ちなみに、動作保証外の動作で壊れたとみなされるので、メーカーの修理保証等は受けられません(^^)
終わってるね(^^)
・コピーガード技術自体は完全なものではなく、DVD等で採用されている暗号化方式のプロテクトとは異なりディスクに細工をすることで、簡単にプロテクトの解除が可能な場合がある。また、ドライブによっては機構面への負担を別にすれば何事も無かったかのように読み出せてしまう例も少なくない。この事が、コピーコントロールCDの実効性に疑問を生じさせている。また、他のコピー防止策と同様に、コピーを完全に防止する事は事実上不可能であり、再生音質を向上させるため、あるいは自分の再生機器で再生を可能にする目的として複製が行われることがある。
はっきり言って、PCによっては普通にインポートできたり(エラー訂正能力が高いため)、再生できるくらいにガバガバのコピーコントロール。
コピーコントロールを解除するなんてしなくても、新し目のPCなら普通に再生・リッピングできたんですね。(CCCDのリッピングは違法)
当時はWinnyなんかのファイル共有ソフトが全盛で、そういったものがCDの売上を落としているという仮説のもと、このクソ規格ができたんだけど、ほんと迷惑被った。
当時高校生の無知ワイはせっかく買ったのに、iTunesに入れられないってことがあったんですねえ。
nobodyknowsのCDは全てCCCD故、PCでは全く読み込まず手放しました。
もちろん普通のコンポでは再生できたけど、シングルCDなのでアルバムのように1時間通しで聴くなんてできません。
せいぜいワンリピート。
同じ曲を何回も聴くのは流石に飽きます。
ポロン2もそうだし、ココロオドルもCCCD...orz
シングルCDとはいえ、フルプライスで買った奴にこの仕打はないだろう。
・CCCDの開発者らは、CD再生機器においてCCCDと音楽CDは互換性があると主張している。しかしCCCDはCDの物理仕様、いわゆる「レッドブック」規定から外れているため正規のCDではない。このため、現時点で規格準拠を示す「Compact Disc」ロゴを付与することはできない。またCDの規格外であるため再販制度の対象とすることに公正取引委員会の著作物再販協議会などにおいて疑問の声が提示された。
うん。
CDじゃないんだよね。
つか、互換性ってなんだよw
nobodyknows許せねえ!
その時代に生まれたアーティストが可哀想
本来の音質ではない低レベルの音源しか出せなかったアーティストが本当に不憫。
僕は音楽の普及には私的複製は不可欠だと思ってる。
当時ならMDに入れたり、iTunesにいれたり。
友達に貸したり、借りたりしながらいろんなアーティストを知ったり、好きになったりするやん?
自分で買ったCDなのにそれさえもできないのは萎えるし、ポータブルCDプレイヤーで外で聴くにも、規格外のディスクを無理やり読み込むことになるのだから、機器をぶっ壊す恐れもある。
もうどうしろってんだよ。
CCCDしかないアーティストなんてリッピング不可だし、もうほんといいことないよ。
記事書くからCCCDについて調べてるけど、これ考えたやつ極刑モンだろ。
— 守形レイジ@涙拭けよ (@SugataReiji) 2016年9月6日
あの時期に被ったアーティスト可哀想すぎ。
人気アーティストなら後でいくらでも作品出せるけど、アルバム1枚出して終わるようなアーティストがほんと不憫。
nobodyknowsゆるせねえ。
売上は上がったのか?
ファイル共有ソフトから音楽を守るために生まれたと言っても過言ではないCCCD。
実際に売上はどうだったのか。
こちらもウィキペディアの同ページから引用。
正規のCD売り上げに対する影響
2003年(平成15年)度のオリコン年間シングルランキング1位となったSMAPの『世界に一つだけの花』(ビクターエンタテインメント製)はCD-DAにも関わらず250万枚以上を売上げており、必ずしもCD売上の減少が違法コピーによるものとは言い切れない事を裏付けた。逆に、CCCDを主導したエイベックスは、2004年(平成16年)3月の時点でコピーコントロールCD発売前より逆に売り上げを20%も落とす結果となった。なお2003年(平成15年)の年間オリコンシングルチャートTOP10のうちCCCDは1枚のみ、TOP20でも4枚だけだった。
売れるものは売れるということですね。
まあ、CD不況と言われている昨今でもAKB48とジャニーズ(特に嵐)は売れてますからね。
CCCDの出現により正規版CDの販売数が増加したという明確な統計結果は得られておらず、むしろエイベックス社の売り上げ統計を見るとCCCD導入後に20%の減少が見られる。単純にCCCDに対する抵抗からと判断することはできないが、少なくとも本来の導入目的である「正規版購入の促進」による売上げ増加の達成には程遠い結果となった。
CD売上の減少は違法コピーやCCCDに対する反発よりもCD不況が強く影響しているが、CCCDがもたらしたネガティブなイメージがCD不況を加速させる要因として無関係であったとも単純に言い切れない面がある。
導入後の売上は伸びなかったとのこと。
まあ、売上減少についてはCD不況の最中であったことを考えると、CCCDへの反発が原因ではないことは明らかですが、特に有効打になるということはなかったと判断できますね。
久しぶりにCCCDに出会った
今回出会ったのはCCCDなのだが、正確に言うとレーベルゲートCDというものだ。
まあ、似たようなものと認識してもらって構わない。
最近また僕の中の音楽熱が再燃して、レンタルショップに足繁く通うようになった。
T.M.Revolutionの新しいアルバムや、PERFECT HUMANなんかを抱えながら向かった先は日本語HIPHOP、J-RAPのコーナー。
SEAMOやHOME MADE家族を抱え、さらに手を伸ばした先にソイツはいた。
nobodyknowsだった。
もう10年前、低スペPCがnobodyknowsを認識しなかったことなんてとっくに忘れていた。
家に帰って、PCに突っ込んで初めて気がついた。
曲名がでねえ
そして
PCフリーズ
終わってるZE!
nobodyknowsほんと最低だな!
Do You Know?じゃねえよ!
完全に思い出したわ!
CCCD懐かしすぎて泣いた
なんか昔の親友に会ったような気分になって感慨深いものがありました。
音楽文化のクソ遺産だけど、懐かしいね。
でも、インポートできないのはやっぱり憎いし、消え去ってほしい。
つか、普通のCDで再販しとけよ。。。
そっと返却ボックスに返しといた。
ほんと切なすぎてもう。
昨日借りたCDがコピーコントロールCDで、懐かしすぎて涙出た。
— 守形レイジ@涙拭けよ (@SugataReiji) 2016年8月30日
時代はストリーミングサービス
もはやレンタルという行為すら過去のものとなっている現在。
ストリーミングサービスがあればCDすら必要なくなってきています。
やっぱり使ってみると便利なもので、その場で手元にない曲でも検索して聴けるのはかなりのメリット。
音楽が『所有』から『消費』に変わってきている今のニーズに合ったサービスですよね~。
新しい曲との出会いが捗るのも無料アプリならでは。
ぜひダウンロードして使ってみてください\(^o^)/