ども!
守形レイジです。
僕の実家は米農家です。
2014年度の買取価格が大変なことになりました。
2013、2014年度の買取価格の比較
僕の実家は秋田県です。
僕も現在は秋田県在住です。
震災の年以降、被災地の米不足のため米価は比較的良かったのですが、近年は余っているらしく、下落の一途です。
我が家では「あきたこまち」を生産しています。
2013年度の一等米60kgあたりの買取価格は11500円
2014年はというとなんと8500円w
なななんと26.1%もの下落。。。
これはヤバイ。
マズすぎる。
だって考えてみてくださいよ。
あなたの給料がそのくらい1年で下がるんですよ。
月給20万円なら167,800円
年収300万円なら2,517,000円
このくらい下がるわけです。
同じ労働をしても、同じだけの収入が発生しない不条理
まあ、買い取る側の意向でこれだけの収入差になるということがわかっていただけたと思います。
元サラリーマンの僕としては、給料がいきなりこれだけ下がるということは考えられないので、正直驚きです。
まあ、需給バランスの問題でしょうから、不条理ではないんでしょうがね。
みんな農業辞めてる
はっきりいって割に合わなすぎです。
農家って休みがないんですよ。
田植えまでも、肥料合わせといって重たい土と肥料を合わせたり、種を植えたり、ビニールハウスに運んだりします。並べるのも苦行です。
ビニールハウスの温度管理を毎日します。
植えます。植えるのも機械に苗をその都度運んだり、かなりアナログの重労働です。
ダシと呼ばれる土と苗が入っていたケースを延々と洗います。ダシ洗いのバイトまで雇ってます。
田んぼの水の管理は毎日欠かしません。
毎日見に行って、管理をします。
機械の維持費やら、こういった土や肥料のお金、アルバイトのお金もろもろ考えると、中小規模経営くらいの農家じゃ赤字かトントンくらいなんですよね。
正直やめたらいいのにっていうレベル。
現に、僕の実家では他の家の田んぼを請け負ってやっています。
因みに、農業だけでは食べていけないので、林業もやってます。
無農薬米とか、直接販売すればいいじゃんという迷妄
肥料を適切に管理しているので、別に汚染されているわけではありません。
それに、無農薬では収穫量が少なくなるし、管理が大変なので80歳の年寄りには無理です。
直接販売なんて、農協さんのお陰で食えてると思ってる年寄りがいる限り無理です。
それに、なんだかんだで農協は馬鹿にできません。
安いとはいえ、安定して買い取ってくれるわけですからね。
みんな公務員になりたいのと一緒。
安定が一番だと思い込んじゃうんです。
年金をつぎ込んでまでやってる人もいるらしい。。。
田んぼって、1年やらないともうダメなんですよね。
毎年やらないとイカン。
年金をもらってるお年寄りが、そのお金をつぎ込んでまで田んぼを維持してるわけです。
この間テレビで見ました。
なんだかものすごく悲しい気持ちになりました。
米農家って夢が無いですよね。
先人たちが全然お金持ちじゃないんで。
ルーチンワークでやっているような感じですね。
正直、若い人なら普通に働いて米買ったほうが安いと思う。
カイジからの言葉
先日、収入の低迷にあえぐ米農家の特集を見ていて、真っ先にこの言葉が浮かんできたので紹介します。
一度割れたグラスは
いくらその破片を集めても もう
元のグラスには戻らない
破片は破片であり グラスではない
今 状況はまるで変わってしまった・・・
なのになぜか人は一度・・・ こうと決めた
戦略を貫こうとしてしまう・・・
それがもう今の状況に合わぬ・・・欠陥だらけの
ポンコツだと薄々知りながら・・・
しかし放すことができない
狂騒にかられてしまう
抑えがたく・・・
僕が農家を継ぐことはないと思う。
爺ちゃんや、親父がやる限りは手伝おうとは思っているけど、自分の代になったら終わりにしようと思っている。
僕は肉体労働には向いていないからだ。
正直、たまに手伝うレベルでも体力的に厳しい。
米を売り込む側にはなれると思うけど、作る方はちと厳しい。
親父の代で最後だろうなあと思っている。
そうそう、僕の周りでは50代でも若手な方だからね、農業ってw
若い人は普通にサラリーマンやってる。
家に田んぼや畑があってもね。
それが現実さ。
僕は違った道を志す
WEBクリエイター養成の職業訓練があるので、そっちの勉強を始めます。
WEBの方から農業を助けられればいいとは思います。
でもまあ、農家の人って変わりたくない人が多いから、WEBに積極的ではないんだよね。
結局は農協さんが一番っていう。
まあ、営農とかいろいろ支援してくれるから、それはそれでいいんだけどね。
家には田んぼも山もあるけど、僕は継ぐ気はないよ。
社長や代表という肩書もいらないよ。
僕は「主人公.com」の主宰だからね。
ではまた次回!
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