ども!
守形レイジです。
12月後半から1月後半くらいまでの冬セール、6月から7月後半くらいまでの夏セールがファッション関係のセールとしては主な時期です。
それに加え、1月1日から3日くらいまではブランドやショップの福袋が販売されます。
このあたりに店に突撃したり、ネットでポチポチしているあなたはきっと『お金はないけどブランド物がほしい』とか、『お得にいいものをゲットしたい!』と思っていることでしょう。
僕もそうです。
今回は限られたお金で、損をせずに後悔のない、有意義な買い物をする方法を徹底解説します。
福袋は買っちゃダメ!
高校2年生でファッションにハマって以来、28歳の今日まで何百万円もファッションに突っ込んできた意見として聞いてほしいのですが、、、
福袋は絶対に買うな!
僕も人生で何度か福袋ならぬ服袋を購入していますが、いわゆる『アタリ』に出会ったことがありません。
毎年1月になると福袋のネタバレ掲示板が賑わうのですが、まともなものをただの一度もみたことはありません。
なぜ買ってはいけないのかについて語りましょう。
『価格』的には得なのは間違いないのだが、、、
ブランド物の福袋というと、1万円〜2万円という価格帯が主なところです。
中には5万円〜10万円のものもあったりしますが、2万円というのがかなり多いような実感があります。
福袋を買うと、ブランドやショップの定価が記載された値札がついていることがよくあります。
確かに、その価格で計算すれば10万円くらいの中身が入っていることもあり、得なように思うでしょう。
しかし、どうやって着たらいいか分からない洋服や、ありえないくらいに奇抜なデザインの服、ひどい場合は服でもなんでもないポスターや手ぬぐいなんかが入っていることもあります。
実際に僕も学生時代に買ったカスタムカルチャーの福袋に謎の手ぬぐいが入っていて絶句した思い出が今も記憶から抹消できずにいます。
希望小売価格がいくら高かろうと、着られない服には1円の価値もありません。
5点入っていたら、1点か2点くらいしかまともに一軍のコーディネートに組み込める服って入ってないんですよ。
あとは転売しても値段の付かないゴミばっかりです。
ゴミ袋、鬱袋、地雷回収がほとんど
実際に福袋ネタバレスレや、ブログやTwitterの報告を見ていれば自明でしょうが、そのブランドの人気アイテムや定番アイテムというのはまず入っていません。
・クリアランスセールで50%OFFでも売れなかったであろうヤバイ服
・1円出すのもはばかられるくらいに着用に困るもの。
・なぜマーチャンダイザーがこれを売ることを許可したのか全く理解できないアイテム
などなど、言ってしまえばキリがありませんがまあ店頭に並んでいたら絶対に買わないアイテムが中心なので、やめておいたほうが無難です。
ポールスミスの福袋が毎年話題になりますが、正直やめておいたほうがいいです。
どうしても買いたいという方は『ポール師匠』で検索してください。
きっと目がさめることでしょう。
福袋専用商品に注意!
一応値札には定価が書かれているものの、店舗で並ぶことのない福袋専用に作られた洋服というのもあります。
アウトレットでもよくある話ですが、価値のある物を割引で売っているのではなく、その価格でも利益がとれるような専用商品を並べていることってありますよね。
それと同じで、福袋につめる用の服を作ってるんですね。
だから別に得でもなんでもありません。
僕の福袋の思い出
僕が最後に買った福袋は大学生のときに並んで買ったLACOSTEの福袋です。
価格は1万円と低めだったのですが、入っていたものに愕然。
どんな色でもいいので無地の半袖のポロシャツが欲しかったのですが、なんと入っていたのは緑色の長袖ポロシャツでした。。。
長袖ポロシャツなんて田舎で田んぼやってる爺さんがギリ着てるくらいなもんで、街着としては到底使えません。
夏に着れば暑いし、素材的に冬には向かないしでゴミ確定。
クソダサいサイズの合わない長袖シャツ。
茶色のジジ臭いベロアのトラックトップ。
これは結構着てましたが、さすがにどうみても部屋着なので去年メルカリで処分。
スポーツにつかえそうなアンクルソックス。
とまあ、実質1万円で使えるアイテムは茶色ベロアのトラックトップ(ジャージみたいな感覚で着られるやつ)と靴下のみ。
トラックトップもセールで買えば1万円以下で余裕で買えるので、、全く意味のない福袋でしたし、いま手元に残っているのはたまにランニングのときに履く靴下のみです。ちなみにランニングはもう半年以上しておりません。
結果、靴下800円分の価値しかなかったわけです。
おすすめの福袋は?
ここまで言っても『新年の運試しだから何か欲しい!』という声もあるでしょう。
その気持ち、めっちゃわかります。
どうしても欲しいのなら食品や子供服の福袋をおすすめするのですが、ファッションということであれば以下の2つをおすすめします。
パジャマなどの寝間着や部屋着の福袋
女性に人気のルームウエアブランドです。
メンズもあります。
ルームウエア系ならば、奇抜で着られないということはほとんどないですし、上から下まで安くお得に揃えることができるのでおすすめです。
実は僕もジェラートピケオムの服が欲しいです。
家でもおしゃれしたいですよね。
ブランドの靴下や、パンツなどの下着類
靴下やインナーであれば、ハズレはほぼ無いと言っていいでしょう。
ポールスミスの下着のように、派手なものは確かにあるのですが、下着の場合は元々ブランドの個性が色濃くでるので、ブランドを選ぶこと自体がデザインを選ぶこととほぼイコールです。
ベーシックなのが欲しければそういったテイストのものを普段売っているブランドやメーカーから選ぶといいでしょうし、派手なのが欲しければそういったブランドから選びましょう。
よそ行きのいい靴下はこういったときに買うといいですよ!
ちなみに普段使いの靴下は無印の直角靴下がおすすめです。
セール必勝法を伝授します!
冬セールの場合、元旦初売りは福袋で、セールは2日以降から順次というのが多いです。
何が出るかわからない、好みのものかすらわからない福袋に2万円突っ込むくらいなら、セールで2万円の服を一着買うほうがずっといいです。
普段は手の届かない憧れのブランドがグッと安くなっていたりと、かなりのチャンス。
ドメスティックブランド(国内のブランド)は30%OFFからというのが一般的ですが、海外ブランドだと最初から40%OFFも珍しくありません。
このコーナーでは、失敗しないセール攻略法を伝授します。
基本的には売れ残りであることを理解する
このとき売り場にあるのは定価では売れなかったアイテムたち。
言葉は悪いですが『定価の価値がない』と顧客に判断されたアイテムです。
ですから、人気の商品はまず残ってないですし、サイズがない場合も多いです。
どうしても人気のサイズから売り切れてしまうので仕方がないのですが、逆に体の大きいLサイズ以上の人なんかは結構得だったりします。
やはりドメブラならS〜M、海外ブランドならXS〜Sが人気なので、なくなるのが早いです。
しかしそんな情況でもあなたにとっての『お宝』というものは必ずあります。
開店時間に行くべし!
お店の開店時間に絶対行ってください。
僕はここ数年地元にいるので、近所のセレクトショップにいくのですが、やはり午前中とその日の夕方では全然商品の数が違います。
いいものはすぐに捌けます。
実際に僕もコムデギャルソンオムドゥのTシャツやカットソーをサイズさえ合えばあるだけ全部買ったりしました。
このようにまとめ買いする人も珍しくないので、価値・魅力のあるアイテムからどんどんなくなっていきます。
セール時期の伊勢丹メンズ館の2階に行ったことがある人ならわかると思いますが、セールは戦争です。
普段のお客さんじゃない人がどんどん押し寄せます。
試着にも待ち時間があったり、ゆっくり買い物もできないので、注意してほしいですね。
セールは2日続けて行くべし!
実際にあった話なのですが、セール初日に売り場のスペースなどの関係でバックヤードから出せなかった商品が翌日に並ぶことがあります。
最近はわかりませんが、僕が大学生の頃はメンズ館のDior Hommeのセールともなると、初日は入場制限がかかるほどの人気でした。
1月2日は予定もあり、並ぶのも嫌だったので3日の朝一番に行ったのですが、なんと前日出ていなかったというデニムをゲットできたんですね。
Dior Hommeではデニムは人気商品ですし、濃いインディゴブルーのデニムというのは絶対にコーディネートに外せないアイテムということもあり、セールに残ることは珍しいのですが、運良く買うことが出来ました。
また、初日と違い開始二日目は比較的空いており、試着の待ち時間も少ないので買い物はしやすいはずです。
デザイン性の少ないアイテムを買おう!
ガンガンデザインが入っている方が売れにくいためオフ率が高い傾向にあるのですが、長く着られるアイテムというのはやはり無地などのデザイン性の少ないアイテム。
こういったものを中心に、ベーシックアイテム選ぶと後悔しない、ハズれない買い物ができますよ!
セールで買うべきおすすめアイテム!
もちろんあなたの趣味に合う服ならばどんな服でもいいと思うのですが、ここではコーディネートを組むのに必須&役に立つアイテムを中心におすすめしていきます。
基本的にはベーシックアイテムを集めましょう。
流行りに左右されないアイテムをセール時期にそろえるのが最良の手段!
濃いインディゴのデニム
生デニムでも悪くはないのですが、普段のコーディネートに取り入れるなら、洗いが少しかかったインディゴブルーが濃いジーンズをおすすめします。
コーディネートを考えたときに、薄い色だと夏しか穿けないのですが、濃いめで色落ちのしたものなら真夏の暑いとき以外の3.5シーズン着用が可能です。
コストパフォーマンスは抜群!
しかし、ブランドの定番品であることも多く、セールにかからない場合や、割引率が低い場合もあるのでその辺は念頭に入れておきましょう。
逆にそのシーズン限定のデザインが激しいアイテムなら、ガンガン安くなるので逆張りで狙うのもおすすめ。
無地のTシャツや、カットソー、シャツなどの定番商品
僕はLAD MUSICIANのカットソーの素材が好きで夏場はよく着ているのですが、定番アイテムでもセールになる場合があります。
毎年出るような定番品はセールになりにくいのですが、値下がりした場合は狙ってください!
無地アイテムならコーディネートの邪魔をしませんし、オールシーズン使えます。
よく使う色を買うのがおすすめです。
ブラックやネイビー、ホワイトがあれば押さえておきたいところ。
セールにかかりやすいのは、そのシーズン限定の色です。
中間色が主なので、好みに合う色なら購入しましょう。
ノームコアで流行に左右されないファッションには、T-by アレキサンダーワンのカットソーや、パーカーが特におすすめです。
ファッション好きなら分かると思いますが、極めれば極めるほどに無地のアイテムが欲しくなるものです。
靴・ローテクスニーカー
僕が仲のいい店員さんに言われたのは『セールでは靴を買え!』ということ。
スニーカーならば雪が降る季節以外の3シーズン履けますので、コスパ高し!
特にスタンスミスのような定番商品があるなら狙い目です。
定番スニーカーは在庫を持ち越しても問題ないので、セールにかからないことも多いですが、ブランドとのコラボものならガンガンセールにかかります。
adidasスタンスミス×RAF SIMONSや、PUMA×ALEXANDER McQUEENのようなデザインが通常のものとは異なるアイテムはセールにかかります。
なるべくローテクスニーカーを買ったほうが、コーディネートが捗ります。
ナイキエアマックスや、バッシュのようなハイテク系だとジーンズと合わせたときにオタク丸出しになったり、モードやハイファッションに合わせづらい(使用範囲が限定的になる)ので注意。
色も柄物スニーカーよりは、真っ白なものや、黒を基調としたものなど主張が少ないながらもコーディネートの基礎になり得るものを選ぶといいでしょう。
ベルトなどの革小物
ベルトのような『いいものがほしいけど、あまり見えない部分にお金をかけるのはちょっと...』と思っている人も多いハズ。。。
ベルトはセールのときに買うのがおすすめです!
デザインも着けられないほどキツイものはあまりないので、ハズレが少ないアイテムです。
手元になければ黒や茶色などの定番色を選ぶのが鉄則ですが、ある程度そろっているなら、赤色なんてどうでしょう?
インディゴブルーのジーンズをはじめ、青との相性は抜群です。
ディースクエアードの濃い色のダメージデニムと合わせると昇天しそうなほどカッコイイですよ!
ワンシーズン以上前のアイテムに掘り出し物があるかも...
基本的には直近のシーズンのアイテムがセールになるのですが、冬のセールなのに夏に売れ残ったアイテムが出ている場合があります。
こういったアイテムは割引率がとても高く、60〜70%OFFだったり、もっとすごいのは80%OFFだったりします。
地方のセレクトショップだとこういった掘り出し物も珍しくありません。
実際に僕もALEXANDER McQUEENの定価5万円以上のTシャツが8000円ほどで売られているのを見たことがあります。
LAD MUSICIANでは前シーズンの商品はオンラインでも50%OFFで売られていますし、店頭では60%OFFの商品もあるので、好みに合うのが見つかったら買うべし!
それでは、良い買い物ができることを応援しております!