ども!
守形レイジです。
サラリーマンかフリーランスかのどちらがいいか問題もありますが、かなりの割合のひとが一度は会社を辞めることになるのではないかと思います。
僕も一度は仕事を辞めています。
しかも、新卒正社員といういわゆる『レール』から外れてしまったんですね。
今回はレールから外れてしまった僕の現実を踏まえて伝えたいことを綴りました。
仕事を辞めた理由
こちらのエントリーにあるように、過酷な労働とストレスから心身ともに壊れてしまい、労務不能状態となってしまいました。
次のあてがあるわけでもなく、とにかく命を守るために辞めました。
近所の目が気になり外出できない
まあ、傷病手当金を受け取っていたのでお金には特に困りませんでした。
むしろ安月給のサラリーマンよりもらっていたくらいです。
しかしながら、田舎なので近所を平日の昼間からほっつき歩いていると目立ちます。
クソがつくほどの田舎なので、すぐに噂になってしまうんですね。
特に田舎は他人の不幸話が大好物のクソ老害であふれています。
僕がいろいろ言われるのはいいのですが、家族が言われるのは辛いものがあります。
おかげでかなり家に引きこもっていましたね。
家から一歩も出ない日もザラにありました。
週2日くらいの外出なら『ああ、レイジくんは今日休みなんだ』と思ってもらえるので、それくらいの外出にとどめていましたね。
仕事を辞めたなんて言うと、田舎じゃ噂になってしまうので、僕の実家の家族は僕が仕事を続けていて、休みの日に帰って来ているように装ってくれてましたね。
家から出られないせいで12kgも太ってしまいました。。。
嘘をつき続ける辛さ
農作業なんかを手伝っていると、近所の人と会うこともしばしば。
そういうときは辛かったですね。
とりあえず会社で頑張っているという旨の嘘をついていました。
本当の自分というものがわからず、居場所もなかったですね。
会社に属していないことで感じた惨めさ
なんだかんだで、仕事をしているということは信頼性と直結しています。
友人と久しぶりに会うと必ず聞かれるのは
『今なにやってるの?』
まあ、普通の質問ですが、無職には死ぬほど辛い。
病気で辞めたという旨の答えしかできません。
そしていまは無職だと。
『金どうしてんの?』
と必ず聞かれます。
会社に属していればそこの会社から給料をもらっていることは自明ですが、無職の金策というのは誰しもが気になるようです。
強がりだらけの『プロブロガー』
当時は1日100円も稼げていませんでした。
今でこそいろんな洋服を買ってはブログで自慢するということをしていますが、20円とかしか入ってこない日もしばしば。
それでも『ブログとかネットで稼いでる』
そういうしかありませんでした。
クソみたいなプライドの塊です。
普通に仕事をしている友人が羨ましかったなあ。
この頃は必死にメルカリで売ったり、不用品処分を買い取ってもらってなんとか生活費に当ててましたね。
友人の結婚式の二次会で恥を忍んで名刺を配ったこともあります。
とにかく必死でした。
自己紹介ができない
学生時代やサラリーマンの時は自己紹介が楽でした。
『〇〇大学◯学部の守形レイジです』と言えば勉強してる内容もわかってもらえるし、大学の名前から駅伝や野球などのスポーツの話に膨らんだりしてコミュニケーションがとにかく楽でした。
『〇〇会社の守形レイジです』と言えばどんな商売をしているのかすぐに分かってもらえます。
話の膨らませ方が楽なんですよね。
これが無職になった瞬間に、自分を形容するものが全くないことに気がつくんですね。
会社にも学校にも所属しない僕が、自分をどんなふうに説明したらいいのか全く分かりませんでした。
この時に自分の武器のなさと力の無さに気が付きましたね。
社会的信用度ゼロ
カードは作れないし、ローンも組めないのは当たり前。
会社の名前がないと本当にいろいろ説明に苦労します。
何か書類を書くとすれば必ず職業欄があります。
そこが空欄だと必ず突っ込まれる。
自分という人間の無力さを実感しました。
職業訓練校に通ってWebデザインの勉強
会社で働いているときから通いたかったスクールに縁があって通うことができました。
いろんな年齢の人と接することができた貴重な時間でした。
なにより、ブログのデザインをする上で必須のコードを理解することができるようになりましたね。
当初はIT系の会社に就職を希望していました。
素人ながら当時ひと月で13万PVあったので、それをウリにして就活してましたね。
せっかくブログで文章が少し書けるようになったので、商品のPRや販売促進活動がしたいと思っていました。
Webデザインとは一切関係ない道へ
結局は学校の推薦のような形で、ホワイト企業への就職が在学中に決まりました。
ブログは趣味でやろうとこの時心に決めましたね。
好きなことを仕事にしたいですが、一日中文章を練ったり書いたりするのは明らかに苦痛なので僕には向いていません。
好きなときに好きなだけ好きなことを書くのが楽しいんですねえ。
契約社員という裏ワザ
新卒の人が陥りがちな病気は
・大企業病
・正社員病
この2つでしょう。
でもねえ、大企業とか優良企業の非正規雇用って結構狙い目だよ?
定時で帰れて給料も良くて、なおかつ福利厚生が良かったりする。
正社員登用もあるので、意外に抜け道があるのよねえ。
しかも、中途採用の場合経験者優遇という場合もあり、非正規雇用で培った能力が中途募集のときのストロングポイントになり得る。
だってその会社の通常業務こなせるんだもん。
一般の求職者より有利だよね。
仕事をベーシックインカムと捉え、働きながらスキルを身につけるのが最善じゃね?
ぶっちゃけ、サラリーマンは楽です。
経理とか保険のもろもろとか全部会社がやってくれます。
仕事も会社がとってきてくれる場合もあります。
自分で取ってくるにしても、会社の信用度を使えます。
そうやって楽な部分に甘えつつ、仕事のなかでスキルを身につけるのも手でしょう。
また、仕事は仕事と割りきって、ブログやアフィリエイトの技術を磨いていくのもありだと思います。
別になんでもいいです。
手芸でもいいし、なんでもいい。
お金に直結するスキルを、働きながら身につけるのが得策かと。
語弊があるのを覚悟していいますが、黙って出社して黙って働けばある程度固定された給料がもらえます。
そういう安定性を享受しながら、すきなことでお金を稼げるようになればいいのではないでしょうか。
サラリーマンやってるとネタもどんどん降ってきますし、なかなか悪くないですよ。
ブラック企業ネタはみんな大好きです(ゲス顔ダブルピース
ビジネスマナーなど、いろいろ学べる点が会社には多い
当たり前の礼儀だったり、習慣が学べます。
世の中の大半の人の常識を学ぶことは、社会で余計な批判を受けないために重要です。
そういったマナー、習慣も大切ですが、もっと大事なことがあります。
それは、世間の人がどんな生き方をしているのかを肌感覚で学べることです。
僕なんかはスーパーで働いていたので、おばちゃんたちの生態系や社会性、どうやって生活しているかなんかを学べましたね。
女性に嫌われると組織では絶対にうまくやっていけないということも学びました。
BtoCのビジネスですから、エンドユーザーであるお客様(近所のお母さんとか)が何を考えて買い物をしているのかや、どんなものに反応しやすいのかを現場から見ることができました。
クソみたいな理由でクレームを入れてくる人にも真摯に対応しなければなりませんでしたね。
でもおかげで、あえてバカを演じるという技術や、相手を鎮め納得させる技術も身につきました。
世の中には本当に良くも悪くもいろんな人がいるんだなあということがわかりましたね。
嫌いな人や嫌いな層と付きあう技術は今でもすごく役に立ってますね。
いつでも辞められるし、嫌でも辞めなきゃいけない時が来るのも事実
新卒フリーランスとか、起業とかいろいろあるみたいですが、僕は就職を激推ししたいですね。
ぶっちゃけ人脈得るにも会社にいたほうがいい場合もあります。
正社員が無理なら契約社員とかで優良企業に入って、働きながら金になる特技を磨いていくのもいいと思うんですよね。
その間勝手に給料振り込まれますし、その金を特技を磨くために投資することもできる。
あとは、経験上ミジメな思いをしなくて済む(笑)
いつか会社にいられなくなる時はくるので、そのときのために自分でお金を稼ぐ方法を磨いておくのは今の時代の必須スキルかも知れないですね。
サラリーマンをバカにしたらフリーランスは終わり
結局サラリーマンが生み出した技術を使って、サラリーマンや会社組織から仕事をもらっているのにも関わらず、それを理解できてない方が散見されます。
そういう人は本当に印象が悪いですし、尊敬もされないのでそういうふうにはなってほしくないと思います。
逆位置でしかものを語れない人ってダサいよ。
というわけで、僕が感動したツイートを紹介して終わりにしたいと思います。
言いたいことはわかるが、そのサラーマンから仕事貰えることもあるのであまりこういう事を言わないほうが自分の為にいいと思うよ https://t.co/sThI3AtWrh
— ワロリンス (@warorince) 2016年7月9日
ワロリンスさんカッコイイ!!!
ってよく見たら
サラーマンwww
サラーマンwww
サラーマンwww