ども!
守形レイジです。
今回は黒子のバスケの名シーンから、学びを得ていこうという企画です。
応用スポーツ心理学の知識を用いながら読んで行きます。
今回は第一巻からの引用です。
では早速行ってみましょう。
火神「オマエ、バスケやめた方がいいよ」
「努力だの何だのどんな綺麗事言っても、世の中に才能ってのは厳然としてある」
「オマエにバスケの才能はねえ」
黒子「それはいやです」
「まずボク、バスケ好きなんで。」
「それから、見解の相違です。ボクは誰が強いとかどうでもいいです。」
「ボクは君とは違う。ボクは影だ。」
これは「好きを大切にする生き方」ですね。
まず大前提として、黒子はバスケが好きということ。
好きという気持ちは絶対的であり、なににも囚われない自由なものです。
黒子は作中で一度もバスケが得意とは一言も言っていないんですよね。
得意はもっと得意な人がいると得意ではなくなります。
好きは絶対的、得意は相対的です。
また、自分は自分。
火神のようなプレイヤーとはタイプが違うし、追い求めてもいないというところは学ぶべきところですね。
自分の今いる位置を理解し、タイプの異なるものにはあえてならない・目指さないという心は素晴らしいです。
これは諦めではなく、区別です。
人間どうしても出来ないことというのはあります。
ましてバスケはサイズのスポーツ。
身長は伸ばせないですし、身体能力もいきなり伸ばすことは出来ないです。
自分が目指すべきことを理解し、努力し、そうあろうとするのは見習わなければならないですね。
火神「1−B5番!火神大我!!」
「『キセキの世代』を倒して日本一になる!」
有限実行ってカッコイイですよね。
目標を発言した瞬間に責任がつきまといます。
一番は目標を共有できるということです。
バスケは団体スポーツですので、皆が同じ方向に向かって船を漕がなければ意味がありません。
あるひとは日本一。ある人は体が動かせればいい。あるひとは内申点のために・・・
そういったバラバラな覚悟では、できることもできなくなります。
誠凛高校バスケ部の目指す先は日本一。
それを声に出して宣言し、共有することが大切なのです。
一番は、宣言することによって協力者が出てきてくれるということですね。
話がかわりますが、高校時代に友人が「不言実行ってかっこ良くない?」って言ってましたが、目標に挑む姿勢としては全然かっこ悪いし、最悪です。
逃げ放題じゃないですか。
結果的にうまくいく人がいるので崇められる場合がありますが・・・
何かを志すなら、胸を張って目標を他者に宣言し、退路を断つべきです。
責任とともに歩むことがカッコイイ生き方です。
そういえばUVERworldの「No.1」っていう曲に、ありました。
本気の瞬間に
口にも出せない夢は力なく消えてった
本気なら宣言・実行ですな!
黒子「今ボクがバスケをやる一番の理由は・・・君とこのチームを日本一にしたいからです。」
火神「『したい』じゃねーよ。日本一にすんだよ!」
〇〇したいではなく、〇〇すると断言することが重要です。
したいでは弱いんですよね、覚悟として。
絶対に成し遂げるという覚悟を持てば、どんな困難にも立ち向かえます。
火神「やっぱ人生チャレンジしてナンボじゃん」
「強ぇ奴がいねーと生きがいになんねーだろが」
「勝てねェぐらいがちょうどいい」
勝ちがわかっている勝負ほど、つまらないものはありません。
今の能力では太刀打ち出来ないことがあるから、人生にハリがでるのです。
若いうちから守りに入って、勝負すらしない若者がいますが、若い時ほど大きな勝負をした方がいいに決まってます。
若い時の失敗は、その後の長い人世で取り戻せるんです。
年を重ねてからでは、余生が短いために、取り戻すために時間がたりないかもしれません。
若いうちに、勝てないかもしれない戦に挑むのも、後の大きな勝利のためではないでしょうか。
黒子「・・・黄瀬君は強いです。ボクはおろか、火神君でも歯が立たない」
「・・・けど力を合わせれば・・・」
「二人でなら戦える」
何でも一人でこなすのは無理です。
人の時間は有限。
体力も有限。
何もかもに制約があります。
どうしても出来ないことは、他人に任せましょう。
黒子には体格がありません。ダンクシュートは出来ないし、ドリブルも下手、シュートも下手。
でもパスだけは超一流。
ならばボール回しに特化して、苦手な部分は火神やチームメイトに任せたほうが、自分もチームも輝けるのです。
まんべんなく平凡にできるよりも、選択と集中により、比較的得意なものに全リソースを突っ込んだほうが一流になれる可能性は高いです。
自分の得意、他人の得意を見出し、違いを理解することが重要です。
絶対的な好きという気持ちを大切にしながら、得意なことを見いだせれば道は拓けます。
ここでいう得意というのは、あくまでも自分の中での能力の中での比較ということですね。
他人と得意を比べれば、得意なことなんてなくなってしまいますからw
自分一人では出来ないことも、誰かとなら出来るかもしれないです。
それに、自分が嫌いなことや苦手なことを率先してやりたい人・高いパフォーマンスを実現できる人というのは必ずいます。
そういう人とタッグを組むのも、道を拓く一つの手段です。
雑記
黒子のバスケは本当に学ぶことが多いです。
全巻こういう形で名言と、それに伴う学びを共有していけたらと思います。
こういう企画は、実はブログを始めた当初からずっとやりたかったものでした。
読者登録が120人を超えましたし、ブックマークもつくようになってきた今こそ本気で書けると思いました。
2巻3巻というように最終巻までやっていきます。
マギもやりたいし、魔法科高校の劣等生、鋼の錬金術師、ONE PIECEなど、やりたい作品はたくさんあります。
マクロスFやとらドラ!、スタードライバーもやりたいなあ。
ってなわけで、次回以降もよろしくお願い致します。
ではまた次回!
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